日本語的な発想では理解しにくい名詞【限られたものをおさえよう!】
こんにちはハミです!
今回は日本語的な発想では理解しにくい名詞の
具体例を挙げていきたいと思います。
結論から言いますと、
意外にそういった名詞は限られています!
そういった名詞を覚えることで
勉強の際に無駄のない効率的に学ぶことができます。
ややこしいものもありますが、
こういった名詞を押えていけば
確実に試験の点数に結びつくと思います。
それでは、見ていきましょう!
①家具にあたる英語
furniture
日本語での家具は具体的な椅子やソファを表すことがあります。
そのため、家具は数えられるものとして考えるのが日本語的発想です。
しかし、英語では
furnitureは「部屋に備わった椅子、ソファー、棚などの配置全体」を
指す集合名詞であります。
したがって、furnitureは不可算名詞となります。
②証拠にあたる英語
evidence
日本語での感覚は証拠というのは
ひとつひとつ数えれるものとして扱われます。
しかし、英語の evidence は数えることができません。
なぜなら「明らかである (evident) ことの拠り所となる事実の集合」を
evidence というからであります。
「証拠の一つ」は a piece of evidence と表現します。
ちなみに、「事実」を意味する fact は可算名詞であります。
こんがらないようにしましょう。
③手術にあたる英語
an operation と surgery
日本語的には手術というのは数えれる行為であるが、
英語の場合は
数えることのできる an operation
と
数えることのできない surgery
があります。
この二つの違いは何かというと、
operation は単純に手術という意味で、
surgery というのは外科的処置の手術という意味で
surgery は operation を含みます。
少し分かりづらいと思いますが、
簡単に言うと surgery は集合名詞であり、
その集合名詞の中に operation があるというわけです。
④許可にあたる英語
approval と permission
「承認」や「許可」は不可算名詞として表現されます。
ただし、「正式な許可書」や「許認可」などを話題にするときは
permissions や approvals のように複数形で用いることがあります。
⑤旅にあたる英語
travel、a journey、a trip、a voyage
旅といえば、travel を連想しますが、
travel は旅全般を意味するから不可算名詞となります。
そのほかは、
a journey 陸路での長い旅
a trip 比較的短い旅
a voyage 長い船旅、宇宙の旅
この3つは可算名詞であります。
⑥前進にあたる英語
an advance と progress
この英語はすごく複雑なので誰でもわかるように説明していきます。
初めに an advance は似ている単語で advancement があります。
この二つの違いは、
an advance は「前進」「進歩」そのままの意味であり、
advancement は「前進 / 進歩するときの動きそのもの(体ごと前に進むこと)」
という意味であります。
また、progress の意味は advancement の意味と等しいです。
したがって、an advance は可算名詞、
advancement と progress は不可算名詞であります。
⑦衣服にあたる英語
clothes、clothing、dress、wear
clothes は「体を覆う衣類一式」という意味を持っており、
スカーフ1枚やシャツ1枚では clothes にはなりません。
「夏服」は「summer clothes」になります。
ちなみに、cloth の意味は「布」で不可算名詞であります。
clothing は「衣類」という意味になります。
スカーフやシャツは clothing になります。
dress や wear は日常的に使われます。
dress は特定のスタイル、特定の機会に身に着ける服の意味合いがあります。
wear は店で売られている服の場合、men's wear といったように使います。
dress と wear もまた不可算名詞であります。
⑧天気、天候にあたる英語
weather と climate
天気、気象を表す weather は不可算名詞です。
気候を表す climate は一般的には不可算名詞であるが、
「種類」としての気候を表す場合は可算名詞として表します。
その例として、
「亜寒帯気候」a subarctic climate
「湿潤大陸性気候」a humid continential climate
「海洋性気候」an oceantic climate
などがあります。
以上、日本語的な発想では理解しにくい名詞の具体例でした。
参考になれば幸いです。